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カリブ海とバナナボート
 カリブ海とバナナボート。

2013-09-19


 以前の私には、カリブ海の音楽といえば「デーオ!」の強烈なイントロで始まり、容姿がセクシーでエキゾチック顔立ちの浜村美智子が歌った「バナナボート」で有った。

 当時はカリプソと言われたこの歌は中学生の僕にはまるで違う世界から来たサウンドと美貌の女性歌手に見えたのだった。

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来歴・人物[編集]

モデルから転身し歌手デビュー。1957年、ハリー・ベラフォンテの楽曲『バナナ・ボート』をカバーし大ヒットさせ、「カリプソの女王」として人気を集めた。『バナナ・ボート』は江利チエミらも競作として発売していたが、浜村盤は大きくリードする形で発売1ヶ月余りで18万枚を売り上げ、最終的に30万枚、現在までのトータルセールスではミリオンセラーを記録したとされる。

1957年12月31日東京宝塚劇場で開催された第8回NHK紅白歌合戦に初出場。だが、『バナナ・ボート』には全体的に男性コーラスが使われており、当時はコーラスでも男性とは歌唱することが出来ず、エルヴィス・プレスリーの『監獄ロック』を歌ったというエピソードがある。この第8回紅白の浜村の歌のラジオ中継の音声と歌唱中の写真[1]が現存する。

その後も『バナナ・ボート』に続き『カリプソ娘』などを発表した。また、当時としては異例だったアメリカでの録音も行っていた。

1960年7月10日に、ハリー・ベラフォンテがアジアツアーの一環で初来日した際、空港には多くのメディアと共に浜村美智子も駆けつけた。

1963年、プロボクシング東洋ライト級チャンピオンだった小坂照男との結婚をきっかけに引退したが、1972年に復帰。『黄色いシャツ』が久しぶりに注目を集め、オリコンシングルチャートにも登場し、ヒットした。現在もラテン・シャンソンを中心にダンスパーティー、ディナーショー等のステージに出演している。

2013年3月28日放映の「名曲ベストヒット歌謡」(テレビ東京)に出演。
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 時が流れて自分がカリブ海の島々を回ることに成った。 そして小さな島々の畑で野球のグローブの様なバナナの房が何個も実って1mも超すような長さに成ったバナナを見ることになった。

 

 カリブの島々はバナナとサトウキビが重要な換金産業との現実がある。

バナナ畑で収穫して港に運んで船舶で輸出する事が多いが、食物であるバナナは柔らかくて傷みやすいので実際の搬送は人手を多用する事になる。

 実際にカリブ海の島で港のバナナ積み出し風景を見たことがあったが、バナナも房の長さが1mも越すと非常に重い・・これをバナナボートに積み込む事を繰り返すことは重労働である。


 バナナの花を見たことある人は少ないかも知れない。
下向きに紫に見えるのは皮である、
 良くバナナの木、というが正確にはバナナは木ではなく
太い茎である。



 皮の中に見える白いのが花であり、既にバナナの実が
見えている。 これが私達の食べるバナナである。
 

 それが港湾労働者の現実だから・・

「さー早く重たいヤツをバナナボートに積み込んで、後は一杯やろうぜ!」

 この歌の意味が最初にこの曲を聞いてから何十年後に初めてカリブ海に来てやっと実感として分かった私だった。


  先日の米国南部の黒人の悲しいい心と現実を歌ったブルース、翻って、日本でもフォークソングの流行った時代、神様と言われた岡林信康が山野の労働者の生活を歌った歌詞に・・

「今日の仕事はつらかった、後は焼酎煽るだけ・・」

と、表しているが・その背景は同じではないか!  と改めて思うのだった。

 
 虐げられた、底辺の肉体労働者の生活・・それからにじみ出る労働者の歌・・・白も黒もそして黄色も・・人間としてにじみ出る物は同じなんだな・・・

 とカリブで改めて意識するのだった。


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